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当事者研究に感謝しつつ・・・

IMG_12881.jpgいよいよ本日開院を迎えようとしています。

私が今ここにいるのは、様々な出会いがあってのことですが、ことのほか、べてるの家や当事者研究との出会いがあったからだと感謝しています。当事者研究には私自身がどれほど救われてきたことか・・・

阪本病院のデイ・ナイト・ケアなかまの家では4年間、毎週、みんなで輪を作って当事者研究を続けてきました。

人と人とが場や器の中で、緩く繋がることが出来ることを、当事者研究に出会って初めて知りました。緩い繋がりというのは自由度の高い繋がりです。他人のことをあれこれしない繋がりです。話す方も聴く方も相手とがっちりと対峙するのではなく、器の中にみんなで言葉を入れてゆくような繋がり方です。そうした安心できる場の中で、私たちの思考や対話はオープンになり、しがらみから解き放たれて自由に緩く繋がることができるように思います。

当事者研究をお臍にした場や器を地域で共に育ててゆくことが私たちの夢です。まずはクリニックで木曜日の午後に当事者研究を始めます。興味がある方は自由に参加してみて下さい。大歓迎です!

受付の壁を飾っているのは鈴木ひとみさんの作品です。私は勝手に緑の雫と思っていますが、花のがくだそうです。フェルトの温かみがじんわり伝わってきます。 みよし