ぴあ(peer)は「同等のなかま」を意味しています。
当院では人と人との緩やかなつながりを大切にしつつ、共に生きるなかま(ぴあ)として、皆さんが自分らしく生きてゆかれることを応援します。
こころの病は人との関係に悩んだり、孤立している時に起こりがちです。そして、こころの病にかかった時、私たちはさらに孤立して一人で悩んでしまいます。そうしたこころの病は辛く苦しいものです。しかし、こころの病になった時、人との安心で穏やかなつながりや対話の中から、私たちの中に回復する力が芽生え育ってきます。そして、こころの病を経験したことで、病になる以前よりもさらに成長して、自分らしく生きることができるようにもなれるのです。
当事者研究やWRAPなどを続けてきたなかまと共に、そんな思いを込めて、ぴあクリニックと名付けました。
地域での生活を応援するために、訪問看護ステーションぴあぴあから訪問看護、クリニックからは訪問診療、往診なども行います。就労継続支援B型事業所ぴあでは、苦労や楽しみを共にしながら、みんなでたくさん対話を行って、ゆるくつながることや自分らしく生きることを大事にしています。
こころの不調に悩んでおられる時は、一人で悩まずにご相談ください。
皆さんが回復されて、さらに自分らしく生きていかれることを、スタッフ一同で応援してゆきたいと思います。
尚、クリニックで行っておりました当事者研究は、コロナ禍を機にB型ぴあに場所を移し、土曜日の14時半から開催しています。ご希望の方はお知らせとブログにご予約についての案内文がありますのでご参照ください。
また、クリニックでは通院の方を対象にオープンダイアローグ的な対話の場を設けておりますので、ご相談ください。どうぞよろしくお願いいたします。
三好 裕子 Yuko Miyoshi
ぴあクリニック 院長
経歴
京都大学医学部卒業
舞鶴市民病院内科、京都大学医学部付属病院精神神経科、西山病院、阪本病院を経て、2017年ぴあクリニック開院
資格
- 精神保健指定医
- 日本精神神経学会精神科専門医、指導医
- WRAPファシリテーター